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もうすぐ「小雪」
歩みの遅い 秋ですが・・・

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アメリ嬢の冬支度は 始まっているようです。



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「呼んだ?」

たまに顔を上げて ご馳走の匂いを探索します。

彼女も9歳なので人間でいうとシニア世代
白い毛が目立つようになって 白内障も出てきたようです。




気温の差と乾燥で風邪をひきやすくなっています。

どうかくれぐれもご自愛ください。


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(C)2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.



店主、「レオン」の時から ゲーリー・オールドマンのファンです^^
以前にも触れましたが だから今年のアカデミー受賞は 嬉しかったです!

その 受賞作品・「チャーチル〜ヒトラーから世界を救った男」。
ご覧になりましたか?

歴史とは常に勝者の立場で綴られます。
正義のための戦争など絶対にありません。

サブタイトルにある「ヒトラーから世界を救った・・」という表現は さてどうなのでしょうか。
結果的にはそうだったとしても
チャーチルも「独裁者」の一人ではなかったのかと思います。
ヒトラーとチャーチル、
共通するのは言葉の巧みさ、演説が非常にうまかったという点です。
古くから 独裁者と呼ばれた人の多くが
「言葉」という変幻自在の武器をかざして兵士を戦場に駆り立て、
「言葉」という変幻自在の魔法をかけて庶民のものの考え方を支配します。

ともあれ、この作品は(エンターティメントとしての)映画としては
とても質が高いと思います。
とにかくうまく作られています。

画面の切り替え、音楽の使い方
「名言集」として現代に残されたチャーチルの言葉の挟み方・・・
役者たちの素晴らしさは今更 言うには及びませんが
ともすれば 堅い会話の積み重ねに終始しがちな歴史ドラマを
見事な「演劇」として成立させています。

まあ 後半のロンドンの地下鉄でのエピソードは
見え見えの「やらせ」感 誰も否定できず、といったところですが。

原題「DARKEST HOURS」(人生で最も辛い時期のこと)は チャーチルの心の葛藤の数日間のこと。
でも 考えたいのは一番の暗闇の苦しさを味わった一般の国民の戦いの日々のことです。

見過ごされがちな史実の部分にも光を当て
様々な角度から、立派な映画作品に仕上げていることに拍手を送ります。

「お国のために死んでこい」
生き残ることを「恥だ」と教え込んだ時代があった何処かの国があります。
劇中のチャーチルの一言
「一人でも多く この若者たちを故郷へ返さなければならない」が 耳の奥に残ります。

戦場・戦闘のシーンはほとんどありません。
この作品ではあえてそちらに重点を置かないようにしています。

ただ 何度か地上ではなく 俯瞰したショットが使われています。

戦火で荒れ果てた大地を見下ろす戦闘機に乗っている兵士の目線なのでしょうか。
それとも 志しも果たせず戦死した 若い兵士の目線なのでしょうか。
それとも神の目線なのでしょうか。

成功があがりでもなければ、
失敗が終わりでもない。
肝心なのは、続ける勇気である。
       <W.チャーチル>

偶然に近い形で窮地のイギリスの首相となり
歴史の荒波の中で 一人の人間として悩み
一人の政治家としては、信念を貫き
結果論ではあるけれど祖国をナチスに屈せず戦勝国へと導いた
ウィンストン・チャーチルの側面を巧みに描いた作品です。
未見の方は是非ご覧ください。

さて 悩み抜いたチャーチルに確固たる自信を与えたのは
時の国王 ジェームズ6世(現女王のお父さん)です。

すらりと背の高い男性でした。
ずんぐり 狸腹のチャーチルとは対照的ですね。


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そんな二人に見立てた古い酒瓶二つです。

チャーチルはとにかく呑んべいだったようで
朝食の時からお酒を飲んでいたそうです。





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黒いずんぐりさんはご存知、カルヴァドスを入れたキュノアールのピシェです。
珍しいとても小ぶりのものです。
底の数字「2」は 小さい方から2番目ということでしょうか。
時代は19 世紀末ごろですが 状態がとても良いです。

お腹?のゆうハゲは 別の素地がくっついてその部分が剥がれた跡です。
ピシェそのもののダメージではありません。

口に削げとゆうハゲが二箇所あります。
(上写真:口部分の右側一箇所が削げ、下写真:右の三角形部分が削げです)
そのほかの白釉に色のあるところはカケではなく釉薬の色です。

黒釉薬に虫食い穴(釉薬の抜け)、底面周りに小さなカケなどあります。

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背の高いストーンウェアはイギリスのものかもしれません。
ワインかビールを入れたものだと思います。
やはり口に古い小さなカケがありますが
こちらも目立つダメージはありません。
枝物を生けても、ただ置いてあるだけでも雰囲気があります。

こちらも使われていた時代からすると
19世紀末〜1920年ごろ。

どちらもずっしり重く
20世紀の歴史に重い足跡を残したふたりにふさわしいかも。

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カルヴァドスのピシェ:ご売約
ストーンウエアの瓶:ご売約