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世界の中心で愛を叫ぼうが

「君の瞳に乾杯」しようが、

まあそれは結婚する前 結婚間なしの二人の間で交わす愛の言葉。


何年も結婚生活を続けた夫婦は 喫茶店でコーヒーを飲んでもほとんど喋りません。

(喫茶店のオーナーが 既婚か未婚かの見極めは喋ってるか

喋ってないかですぐわかるとおっしゃっていました)


「あなたと私は くたびれた古いソックス

私は伸びきったソックス

あなたは穴だらけのソックス」


日本人も言います。夫婦は破れ鍋に綴じ蓋。


歳をとり 腰が痛み 背中も丸くなって

喧嘩ばかりしてお互いの短所も丸見えになって

それでも最後まで添い遂げるふたり。 


それが本当の夫婦になった ということ。


カナダで今も愛され続ける画家、モード・ルイス。

1903年生まれ、

若年性リュウマチのため、手足が不自由でごく小柄な体型でした。

経済的にも 家族の愛にも恵まれたことはなく、

その生涯のほとんどを貧しく質素な暮らしの中で生きました。


でも彼女は聡明で、その毎日にはいつも「絵を描くこと」の歓びがありました。


今年の春(製作は2016年)公開された「しあわせの絵の具~愛を描く人 モード・ルイス」

そんな彼女の半生を描いた作品です。

モードを演じたのは「シェイプ・オブ・ウォーター」のサリー・ホーキンス。


両親も他界し 叔母の家に身を寄せていましたが、いずらくなり、

働いて一人で暮らすわ! と言って飛び出します。


でも体の不自由なモードを 田舎町の誰が雇ってくれるでしょうか・・・

そんな時 立ち寄った雑貨店の求人広告のメモを

モードは見逃しませんでした。

「家政婦募集 掃除用具を持参のこと」


メモに書かれてあった住所には 小さな小さな粗末で汚い漁師小屋のような家。

魚を売ったり 今でいうなら廃品回収などをして生計を立てていたエヴェレットとの出会いでした。


孤児院で育ち 教育も愛情もほとんど受けずに生きてきたエヴェレットは

硬く心を閉ざし、人付き合いはおろか、まともな会話すらしません。

家政婦としてやってきたモードを「お前は犬以下だ」と罵倒します。


しかし 彼はなぜかモードが 壁や窓に好きな絵を描くことに対しては止めなかったのです。

家の中はモードが描く優しい花や鳥たちの絵でいっぱいになり

モードの作る温かい食事は 少しずつエヴェレットの心を開いていきます。


彼女の絵は技術も手法もまるで素人

でも見るものの心に 彼女の人柄そのままに温かく優しいものを届ける絵です。

絵の具の色を そのままに使っているのに

全体の色のバランスが素晴らしいことに驚かされます。


頭のいいモードが エヴェレットをうまく納得させる会話が笑えます。


田舎道を行商に行く二人を 遠景で映すショットが何度か出てきます。

荷車を押し どんどん先を行くエヴェレットと不自由な足で必死に後を歩くモードの姿は

やがてエヴェレットが荷車にモードを乗せて進む姿に変わっていきます。


夫婦喧嘩になり 家を出たモードをエヴェレットが迎えに行ったときのふたりの会話


「ねえ あの雲を見て

太った女のお尻みたい!」

「(笑)」

「頭も半分禿げてる!」

「(大笑い)」


「あなたは何を見てるの?」

「俺は お前を見てる。

俺の妻だ。

これからもずっと一緒に居てほしい」


それは かつては「お前は犬以下だ」となじったモードに対する

心からの敬意と愛情を示した一言でした。


(ここで店主 号泣・・・)


エヴェレットを演じたイーサン・ホークですが

これまでの彼の作品の中で 最高の素晴らしい演技です。

(惚れ直してしまいました!こんなすばらしい役者だったんだ~)


店主にとって、この作品は愛らしいモードの絵の記憶とともに

最高のラブストーリー作品になりました。


夫婦生活 そろそろ倦怠期かな~というそこのあなた、

未見でしたら是非どうぞ・・・。


さて魚の行商をしていたエヴェレットですので

食卓に魚が登場する事も多かったでしょう。

もし 白いポワソン皿があったら モードはこんな絵付けをしたかも・・・


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ちょうどふたり用くらいの小さなポワソン皿



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ムスチエなのか トロンとした白釉に

のびのびと素直な表情で草花が微笑んでいます。

窯疵、微細なゆうハゲ

硬い平らなところで少しガタつきがありますが、お皿が回ったりするようなことはありません。


サイズ 42×19.5センチ

★南仏愛らしい青い花のポアソン皿 ご売約 ありがとうございました



このところメール送受信の不具合があり
一応 回復したのですが、一部のメールのやりとりができないようです。

東京のS.Sさま
12日 午後1時ごろいただいたメールへのお返事、その後 梱包の件で
2通 メールしておりますが いかがでしょうか。

こちらへの書き込みでも 天空舎の「お問い合わせ」フォームからでも結構ですので
いちどご確認をお願いいたします。

店主

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(C)2017 ALL THE MONEY US, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

Z..タウンの社長がウん億円のストラディバリウスを購入
下手な「きらきら星」を披露して「すご〜い」とか言われてる映像を見たばかり。

ウん十億円払って 遠くない将来、宇宙へも行かれるそうなので
ぜひご自身も きらきら星の一つにでもなっていただきたいですね。

さて 貧乏人のやっかみはこれくらいにして
巨大な資産を持つ人は、何にどれだけお金を使った ということでニュースにされます。

自分の才覚と努力と「運」で得たお金
好きに使っていいのだから 他人にとやかく言われる筋合いはありません。

1973年にイタリアで実際に起きた「ゲティ3世誘拐事件」の顛末を描いています。
オイルマネーで富を肥やし 当時「世界一のお金持ち」と言われたポール・ゲティの孫息子が誘拐され
50億円というすごい金額の身代金が要求されます。
世界一の大金持ちのじいちゃん、可愛い孫のためなら「安いものだ」と・・・
世間はそう思うのですが 実際 彼は「一銭も払わない」とマスコミの前で宣言します。

孫の母親 つまりゲティ家のヨメは 既に金銭的要求を一切せず、
息子の親権だけを望んでゲティ家とは縁を切ったはずなのに
この事件によって否応無しに世間からはゲティ家の一員という立場に立たされます。
息子を拉致し 傷つけた犯人と、他の孫の葬儀にも出席しなかった元義父と
巨大な二つの「鉄の壁」に体当たりし続ける母親の姿に 思わず身を乗り出して共感してしまいました(笑)

孫の耳が切り落とされてマスコミに送られても
ウん億円の絵画収集に明け暮れるゲティじいさん・・・

「あなたは一体どれだけお金があれば気がすむんですか」
「もっと だ」

でも彼はちゃんと交渉人を雇い、身代金の金額ダウンに成功しています。
彼のモットー ・・あくまでも自分にとっての・・無駄金は使わぬ
を貫く姿は驚嘆に値します(同時にゾッとしますが)。

ケヴィン・スペイシーの「ME Too」問題で 急遽主演交代し
怒涛の撮影し直しとなった作品ですが リドリー・スコットの力量、衰えず、と感じました。
代役に抜擢されたクリストファー・プラマーは多くの映画ファンが思うように
初めからこの人のための役だったのでは? と感じるでしょう。
 
持てる者の悩み その一は
肉親でさえもがお金というフィルター越しには「自分の富を奪い取るもの」としか見えなくなること。

その二は
そうなることによって 何をどうやっても孤独だということ。

お気に入りの聖母子の絵画を胸に、「美しい子」とつぶやき
幼子イエスの姿を見つめる大富豪。
お金とは全く正反対の世界にいるその幼子に、
彼は一体何を願ったのでしょうか。

実話に基づき、フィクションを交えて作られた作品です。
初めから最後まで あっという間に観てしまえると思いますので、未見の方は是非どうぞ。

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さて ウん億円からは程遠い小さな この絵画
カンヴァスに油彩で描かれた 美しく 悲しげな聖母像
(最初 尼僧だと思ったのですが、読者の方から指摘を受けました;;)

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何に涙を流しているのでしょうね・・・
涙することが多すぎる 今の世界かもしれませんが。

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経年により一箇所 絵の具が剥離している部分があります。

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薄くニスコーティングされていて 色彩の日焼けもないようです。
木は虫に強い材質のようです。

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16.5センチ×22.5センチ 厚み1.8センチ

気に入った額装をすればより長く楽しめると思います。

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19世紀末〜1930年ごろ
★涙する聖母像(油彩)在庫あり・メールでお問い合わせください



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店主の住む街
南に海 北に山(平成の大合併とかのおかげで広範囲に)
でもまあ その地名からも海に面した街です。

なので 今回の台風のようなコースだと
庭の植木 街の街路樹
台風の猛烈な吹き返し=西風を多く受けたその葉全てが
東を向いたまま「塩漬け」となって枯れます。
暴風に乗せて海水をしこたまぶちまけるからです。

「塩害」と言いますが、今回はひどかった・・・

これ 可愛いヤマアジサイなんですが この通り。

枯れちゃうかもしれない・・・
でも 根が塩を吸ってなければ なんとか復活してくれる・・・

今年は本当に なんども何度も 酷い災害に見舞われます。

でも 負けないで
どうか枯れずに生き延びて欲しい。

今 県内も ものすごい戸数のお宅で停電が続いています。
どうか 1分でも早く復旧してくれますように。