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瑠璃色古雑貨店

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続・儚さの美学

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今夜は洋の儚げなファイアンスです。
その風情はこのうえもなく儚げで美しく
・・・でも 値段は全然儚くない・・・すみません。


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こちらは 寒い冬を越して目覚める新緑のような釉薬
繊細なレースのフリルのようなリムがとても優雅です。
手に取ると驚くほど軽くて、なんとも儚げな美しさ・・・

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フランス シャンティイーの窯印があります。
この窯はシャンティイー城内の修道院のなかにあった窯です。
1808年までしか存在せず、したがってこの儚げなフリルリムのお皿も
200年以上を経てきた物という事になります。

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目立たない部分にカケと削げがありますがクトー痕も少なく良いコンディションのお皿です。
★シャンティイー 若草色フリルリムのデセール皿 直径20.5センチ  sold



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さらにこちらは見事なカットワークとガーランドレリーフにちょっとうっとり。
イギリスの60年くらい前のもの。表面のガラス質にきれいに貫入が入っています。

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これといったダメージはありません。
このお皿に赤い苺のポワソンダブリル(この前の「グレーテルのかまど」でやってました!)
でものせたら最高ですねぇ・・・。(高いけど・・・)
★イギリス リーズ窯 カットワークとレリーフのお皿(直径20センチ)sold
by ruriiro_ameri | 2014-03-28 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(0)

儚さの美学

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桜がそろそろ咲き始めています。

「花は桜木 人は武士」という言葉を聞いた事がありますか?
武士道は第二次世界大戦のとき とても嫌な使われ方をしたので
いまいち花と結びつけるのは好きではありません。

でも
短い期間に花だけが一斉に咲き
あっという間に散っていく桜の花は
確かに儚いが故の美しさを心得ているかのようですね。

・・・で、今日は日本の儚げな こんなもの。
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これ おもちゃではありません。
小指をたてて エスプレッソを飲むための
ちいさな 華奢な白磁のカップです。

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ウエストをきゅっと絞った白いドレスの貴婦人みたいです。

ふたつとも無傷ですが 上から見ると正円ではありません。
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古さ故のご愛嬌・・・とにかくチャーミングなカップです。

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★1940年頃の白磁デミタス(日本)
ご売約


もっと和なもの
by ruriiro_ameri | 2014-03-27 22:00 | Trackback | Comments(2)

慈雨

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雨です。

秋もそうですが この時期あったかいようで冷えるし
何かの拍子にオバさんは暑くなってしまうし、
着るものに苦労します。

友人が「えー 今頃ぉ〜?」という感じでインフルエンザでダウン。
ふだん働きっぱなしの人は お休みの日によく病気になります。
たまに「ほっ」として 毛穴が開いてウィルスが入ってくるのだ とか。(??)

店主も寝込むのはいつも週末か連休二日目。

今日は忙中閑あり。
しとしと雨は「休む口実」を天から語りかけているようで好きです^^

写真の小さなボウルは早々に売約になっていますがマグはご紹介できます。

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オルレアン窯のものすごく珍しいサイズ(小さい!)の深皿と
カップ&ソーサーみたいでしょ
★どちらもsold ありがとうございました。
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★うしろの巨大キュノボウルはご売約済みです。ありがとうございました。
by ruriiro_ameri | 2014-03-26 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(3)

いちばん大事な鍵は?

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もうすぐ消費税率があがるし まあ ろくな事ないし・・・?
そんなときは 2012年公開の日本映画「鍵泥棒のメソッド」を観て笑いましょう。
絶対笑えます。

香川照之の独壇場という見方もありますが、キャスト全員が納得の布陣。

売れない役者、、 仕事ない 金ない
おまけに彼女にふられた主人公(堺雅人)は
ある日首を吊ろうとしますが失敗。
ふと見つけた銭湯の入浴券。
せめてさっぱりしてから死ぬか、、、と銭湯へ行きます。
そこで劇的な(?)人生の入れ替わりが始まります…。

法廷物と並んで入れ替わりモノが好きな店主は 劇場公開初日に観に行き
始めから終わりまで笑っていたような記憶があります。
中でもお気に入りのシーンは「狂言殺し」の “リハーサル” のシーンです。
(この写真のあとのシーンですが DVDで観た時も大笑いしました。)

※堺雅人さんといえば 奥さんの菅野美穂さん主演の映画「パーマネント野バラ」も好きな作品です。
・・・これは後日、薔薇モチーフの特集の時に!

このご時勢、どこかの首相は消費税アップ前にご機嫌取りのために
お昼のバラエティ番組に出ていましたが
この先 庶民は苦しき事のみ多い、、のかもしれません。
でも そんな中でも 幸せになる「鍵」は やっぱり笑うことから!

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全体がアイビーの美しいレリーフ金属板で覆われた木製宝石箱です。

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角の部分にすこし金属板の剥がれがありますが大きな痛みなく実用して頂けます。
工具を上手く使えば補修可能ではないでしょうか。中はとてもきれいです。

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★アイビーの宝石箱 sold

箱のなかには・・・
by ruriiro_ameri | 2014-03-21 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(4)

むむむ 値上げの春が来る

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言われなくても分かってますよね。
4月から 送料に関しては値上がり・・・しますが
そこは太っ腹 ビール腹 瑠璃色古雑貨店。
20日ごろまでは現行のままの送料でいきます。

なんだかんだで たぶん送料上がりました〜〜って言い出すのは5月からかなと。

まあ 不可抗力ゆえ なにとぞよろしくお願いします。

店主軽薄 敬白
by ruriiro_ameri | 2014-03-16 22:12 | お知らせ | Trackback | Comments(1)

禁断の香り?

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2006年製作作品「パフューム〜ある人殺しの物語」
パトリック・ジュースキントのベストセラー小説の映画化。
美しい女性、正しくは身も心も汚れのない美女 の香りを手に入れるため、
手段を選ばない連続殺人鬼となった男の幻想的な物語です。
少々難解な映画に思えるかも知れませんが 「匂い」を「愛」に置き換えてみればよくわかります。

愛には大きく分けて二種類あります。
恋人同士の愛 これはエロスの愛
母が自分のいのちを犠牲にしても我が子を守ろうとする愛
これは無償の愛 アガペーの愛です。

主人公は類い稀な嗅覚をもちながら 自らは匂いを持たない人間。
つまり愛された事も 愛する事も知らずに成人した男です。

彼の人生の起点となった貧しいプラム売りの赤毛の少女は、
弱い立場の人々に優しく、自らを犠牲にしても愛を捧げられる女性でした。
彼女の香りは「アガペーの愛」だったのですが 愛された事のない主人公は
結局「エロスの愛」しか創ることができませんでした。

台詞は少なめで、そのおかげで(?)ものすごく豪華な色彩と映像を堪能できます。
また、贅沢すぎるくらいのベルリン・フィルの弦の音色の素晴らしさに心を奪われます。


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登場人物たちの格好や台詞にも とても暗示的な要素が含まれています。
たとえばこの写真は主人公が最後まで追いかけ、その香りを盗み取ろうとした娘ですが
このシーンを見れば すぐ思い当たるのが
ラファエロ前派の画家 フランク・C・クーパーの「塔の上のラプンツェル」。

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衣裳の東洋趣味 赤毛 窓辺の薔薇が そっくりそのまま写し取られています。
(童話「ラプンツェル」は魔女によって高い塔の中に閉じ込められた少女が、
その長い髪をたらして塔を登ってきた王子様に助け出される というお話ですが、
おとなの?文学解釈によれば 少女(処女)の女性への変貌 を表している
というのは有名な話。)

また 捕まった主人公が処刑される直前に 群衆が「早く死刑にしろ」と大騒ぎするのは
キリスト磔刑の前の情景そっくりです。

まあ ぶっちゃけ いろいろ意見の分かれる作品ですが ぜひ一度ご鑑賞ください。
映像の伝える匂い、悪臭、芳香を楽しんでみるもよし
店主のような解釈でじっくり観るもよし
特に音楽はイチオシです。

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主人公の職業は調香師。
このガラス瓶と木製の台は 1940〜50年代頃のフランスの香水屋で使われていたものだそうです。

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使い方はよくわかりませんが 「砥石のような部分」に瓶から香水を垂らして確認していたのでしょうか。

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★調香師のガラスびんセット sold

どんな香りだったんでしょうね
by ruriiro_ameri | 2014-03-15 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(5)

鳥の来る庭〜4

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昨日とうってかわって 雨風の一日となりました。
こんな日は鳥たちはどうしてるんだろうな、、と考えます。

イベントなどでよく歌うゴスペルのなかに「His eye is on the sparrow」という曲があります。

あんなちいさなスズメたちさえも 神様は守って生かしてくださってる。
私たち人間なら なおさらのこと
いつもわたしたちは神様に見守られているんだよ。
という歌です。

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小さなブロンズのスズメさん
螺子が一本ついていて、ちいさいのにずっしり重いです。
大きなインテリア装飾の一部だと思います。金色が具合よく枯れていい雰囲気。
★sold
by ruriiro_ameri | 2014-03-13 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(1)

鳥の来る庭〜3

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穏やかに晴れて暖かな一日でした。
今日はキジバトがやってきてスズメと一緒にエサを啄んでいました。

2年くらい前まで家の北側にブナ科の木があって、
キジバトの夫婦が毎年巣を作って子育てしていましたが、
木の根がわが家の下水管を壊しそうになり、やむなく伐採。
木がなくなったあと、いつものように、、、と思って来たらしいキジバト夫婦が
とまどったように(そう見えてしまう)あたりを歩き回っていて
すごく申し訳なかった・・・ごめんね。

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ドングリを仲良く見上げる鳥さんたち。
やっぱりヒワの仲間だと思います。
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クレイユ・モントロー1884-1920年 アイボリーの優しい肌にドングリ色の釉。
直径20.5センチ パン皿でしょうか。
ふち回りにマヌカのような花、スミレも描かれています。
鳥がひな鳥っぽくでかわいいですね。★sold

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こちらは瑠璃とショコラのステンシルで描かれたスズメさんのボウル。
星のように見えるのは葡萄の葉、ちいさな葡萄の実がリズミカルに配されていて
なかなか素敵なデザインです。
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口径13.8センチ 高さ8.5センチ
釉薬の擦れ 染み 黒ずみ 窯傷 高台に削げ 窯印はなく6の刻印。
★葡萄とスズメのボウル sold
by ruriiro_ameri | 2014-03-12 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(3)

2014.3.11

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3年経って 変わる事もあるし
3年経っても 変わらないものもあります。

時間の経過は人を楽にもするし
軽く 乾いたものにも変えます。

「しょうがないんだ」という弱者の言葉をそのまま聞き流さないように
聞こえてくるいろいろな物事の中から
真実を選り分けられる
そんな 本当に賢い耳を 私たちが持つことができますように。

あの日と その後からも 天に召された2万1千5百65人の魂が
ずっと穏やかな表情で
今 生きていく私たちを これからもずっと見守ってくれますように。

〈あの日のように寒い 2014.3.11〉
by ruriiro_ameri | 2014-03-11 20:00 | なんとなく | Trackback | Comments(4)

鳥の来る庭〜2

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このお皿は 絵もバックスタンプも はっきりゴシキヒワ(chardonneret ・アザミ鳥とも言います)。
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32.5×22.3センチ 高さ(深さ)2.8センチの使いやすいサイズのオーバル皿
柔らかなライトベージュに濃い茶色のトランスファ
クレイユモントロー窯CとMの花文字風の刻印に 三日月型にシリーズ名が入っています。

窯傷 染み 浅い削げ・黒ずみ、釉薬の下に一本長めのラインがありますがひび・カケはありません。

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★Creil et Montereau 1884〜1920 アザミとゴシキヒワの楕円皿
sold ありがとうございました。
by ruriiro_ameri | 2014-03-09 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(0)

普段着の古物とシネマな日々