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<   2014年 02月 ( 14 )   > この月の画像一覧

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いつもブログをご覧いただき本当にありがとうございます。
店主、最近通い始めた鍼灸の効果か、
かなり「首の回り方」がスムースになって参りました。
(お財布の中身に関しては相変わらず首がまわりませんが)
そろそろ暖かな日も増えてくるかな、と
ふとカレンダーに目をやれば もう2月もおわりじゃんっ

という訳で そろそろ年度末 お仕事がすこし忙しくなって参ります。
なので この先の更新は いつもに増してゆっくりになります。
お問合せやリクエストへのお返事も いつもに増して遅れ気味になりますが
どうかのんびりおつきあいのほど よろしくお願いいたします〜〜!
(と言いながら ミニシアターに行く時間はあるんだよね・・・すんません)

★写真のボウルは売約済になっております。
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終盤に近づいた冬季オリンピック。
先日の女子フィギアでは 「もらい泣き」した方も多かったと思います。

「スポーツは努力して努力して、それが成功する時もあれば 失敗する時もある。
でもどんな結果になっても、それでも努力し続けるのが本当のスポーツというものだ」

あるフィギアスケート選手が残した言葉です。

浅田選手の涙は なんだか金メダルよりずっと輝いて見えました。

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さて今回のミニ特集も最後になりました。
スポーツといえば「動き」
静止した装飾的な絵から こんなに「動き」のある絵柄も得意だった
クレイユ・モントローの19世紀の絵皿2枚です。
どちらも150年ちかくは経ているものなのにたいへん良い状態です。

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同じトロフィーの刻印ですが、黒絵の方はL.M & Cie.ですからLebeuf Millet時代
1841~76年のもの。イエスの誕生と東方の三博士訪問のシーン。
救い主の姿を見て感動する博士たちのポーズがとても生き生きとしています。
★sold


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周囲の薔薇モチーフが緑のものは、B & Cie. Barluet et Cie時代
1876~84年のものです。黒絵よりわずかに軽め。
仮面舞踏会というタイトルです。
浅田選手もハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」をプログラムの音楽に使ったことがありますね。
★sold

あなたはどっちが好きですか?

金メダル色の
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1995年 アメリカ・スペイン映画「あなたに言えなかった事」を観たことがありますか?
監督・脚本はスペインのイザベル・コヘット。
主演はリリ・テイラー、アンドリュー・マッカーシー。
舞台はオレゴン州の田舎町・・・ですが、画面から漂う雰囲気は
なぜかアラスカか、カナダという感じがします。
アメリカの乾いた感じがなくて、全体にしっとりしていて店主、大のお気に入り作品のひとつ。
今のようにメールやスマホ、ラインなどなかった頃の作品です。
電話はまだまだ固定電話。公衆電話健在、ポラロイドカメラ健在、
記録はまだまだビデオテープで・・・これがまたいいんです。

視覚的には落ちついたダークな色合いの中に 突如はっとするような深紅の帽子が現れたり、
不要な台詞は一切ないのに、時々ぷっと吹き出すようなシーンがあったり。
音楽もぴったり作品にハマっています。
一見唐突に飛ぶカットも、ちゃんとストーリーに沿っているので落ちついて観る事ができます。
特にラストシーンでは きっと「にんまり」と口角があがりますよ。
(しかも流れる曲はトム・ジョーンズ「It's Not Unusual」!)
ゆっくり時間のある時に じっくりご覧くださいね。


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さてこの作品の主人公リリ・テイラー演じるアンの好物はチョコチップアイスクリーム。
あのバケツ型の円筒形の入れ物ごと持って食べます。
というわけで(なんて強引なんでしょうか)円筒型の箱ふたつ。

大きな方はナポレオン3世時代のパピエマシェと呼ばれる紙を圧縮して塗装したもの。
パリ万博で好評を博した漆蒔絵に影響されたと言われています。
状態がよく金の星々も綺麗に残っています。
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小さな木の箱はイギリス製。ロンドンの公園で開かれていた蚤の市で一目惚れした小さな箱。
工具のような物が入っていたらしいですのですが、
くり抜きで作られ、丁寧に塗装され、ぴたっと閉まる蓋に
頑固なイギリスの職人さんの表情が浮かびました。
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フランスとイギリス
紙と木
あなたはどっちが好きですか?

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今日は「雨水」でした。
積もった雪や氷が溶け出す頃 という意味ですが
まだまだ寒さと降雪は続きそうです。
ところで「早春賦」の2番冒頭の歌詞は
『氷とけ去り 葦(あし)は角(つの)ぐむ』
氷が溶けて 葦がたくましく緑の芽を覗かせてるよ という春の訪れを告げるワンシーンです。

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溶けてゆく雪や氷のような 柔らかいオフホワイトのサルグミンヌのスクエアオクトゴナルと
角ぐむ葦の新芽のように生命力溢れる 緑の南仏オクトゴナル。
サルグミンヌはちょっと気取った繊細な雰囲気。角皿のようで珍しいデザインです。
南仏の物は気取らずおおらかな明るさがいっぱい。
どちらもラヴィエサイズを少し大きくしたくらいで、おかずにもデザートにも使える重宝なお皿です。

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あなたはどっちが好きですか?

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1998年アメリカ映画「グッドナイト・ムーン」の原題は「StepMom」(継母)。
実の母はしっかり者で、愛情深く、当然子どもたちは大好きなおかあさん。
でも父親とは離婚し、父親は新しい妻を迎えようとしています。
子どもたちにとっての新しいお母さんは、ばりばりのキャリアウーマン。
もちろん子育て経験などありません。

ふたりの母と 子どもたちの感情のぶつかり合い。
いがみあったり、悲しんだり、、、
しかしある出来事をきっかけに、実の母の愛はしっかりとStepMomへ バトンタッチされていきます。

邦題の「グッドナイト・ムーン」は、どうやらジュリアロバーツ演じる“StepMom”が、
子ども達に読み聞かせをする絵本のタイトルだったようです。
(ただしこのシーンは公開時変更されています)。
店主が推測するに、この「ムーン」はスーザン・サランドン演じる実の母を暗示しているのかもしれません。
不安な夜道を唯一照らしてくれて 静かに見守ってくれるお月様。
そのお月様に「おやすみなさい」を言い、子ども達は新しい朝を迎えます・・・。
ジュリア・ロバーツの綺麗さは言わずもがなですが、
やっぱりスーザン・サランドンの存在感と演技力には拍手!

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この二つのムスティエのお皿、ひとつはムスティエ窯から独立したVarage(ヴァラージュ)窯。
気をてらわない使いやすい大きさ、汁物もしっかり受け止める深さ。
これが「実のお母さん」のお皿だとしたら
ひとつはオーバーニュ・GARCIN(ガルサン)窯。プレムスティエと呼ばれるものです。
柔らかい地肌に、窯の中で着いたそばかすのような黒い細かい点があります。
優しく若々しい花リムと 透けて見えるテラコッタのピンク。
こちらは「StepMomのお皿」という感じでしょ(笑)
あなたはどっちがお好きですか?

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冬季オリンピック、時差でライブ観戦は大変ですが
ジャンプやフィギアはがんばって観た方も多いのではないでしょうか?

店主とその家族、スポーツ観戦は好きなのですが、
アナウンサーや解説者がメダルをとるとか とらないとか
メダルの色がどうとか、、、言い出すとチャンネルを変えたくなります。

いいじゃん、(選手)本人へのご褒美なんだから!
もっとスポーツとして楽しめばいいのに。。。などと考えてしまうのです。

メダル と言えば、先日(15日)のメダルのなかには、ちょうど1年前に落下し
隕石の欠片が入った「特別な金メダル」があったそうですね。
これはなかなか面白いアイデアだと思いました^^

金と銀と銅
どのメダルも4年間がんばってきた選手たちの胸に
誇らしく輝いています。

さて 今夜からは これとこれ どっちがいいと思う? 的なミニ企画をしようと思います。
温かくしておつきあいくださいね。

で、一回目はメダルと同じまぁるい形のお皿。
ご存知クレイユ・モントロー1800年代の物です。

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帆立貝をモチーフに、優雅な花のようなレリーフのお皿。
ひとつは全体に青白い釉
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★Lebeuf Millet & Cie Creil et Moutereau(1841-76頃)直径19.5センチパン皿 sold

もうひとつは瑠璃色のライン、消えかかっていますが金彩も施されています。
あなたはどっちが好きですか?
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★Lebeuf Millet & Cie Creil et Moutereau(1841-76頃)直径20.5センチ
瑠璃色ラインのパン皿かデセール皿 sold

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昨日はバレンタインデーでしたが、甘い出来事はありましたか?

これは先日の記事で、クレイユ・モントローのデミタスと並べた
小さな蓋付きのカップ。
こういう蓋付きの華奢なカップにはコーヒーではなく
チョコレート系の飲み物を入れたらしい、と聞いた事があります。

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まあこの細い把手といい きゅっとくびれ気味のラインといい しずく型の蓋のツマミといい・・・
さぞや優雅なティータイムを演出していたのでしょうね。

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あなたはこれにエスプレッソ注ぎたいですか?
それとも甘いホットチョコレートですか?

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(,,,なんて 気取った事言ってますが、私は今日も特大マグカップで「甘酒」でございました。)

★ビエイヤー・ボルドー 1870年頃の蓋付きデミタス sold
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何度も何度も観て
その度に「ほんとにいい映画だ」と思い
毎回ラストシーンで涙ぐむ

そんな作品は幾つくらいありますか?

昨日、「ローマの休日」を観て 店主は終盤の新聞記者ジョー(グレゴリー・ペック)と
アン王女(オードリー・ヘップバーン)の台詞を繰り返し言葉にして
(もちろん日本語ですが)またしてもうるうる来てしまいました。

ふたりが別れるシーンは2度あります。
最初はジョーの運転する車からアン王女が降り、宮殿の中へ帰って行く別れ。
「わたしはあそこまで真っすぐに振り返らずに行きます。そして左に曲がります。
そうしたらあなたも帰ってください。あなたも決して振り返らないで」

彼女が言葉どおりに角を曲がって姿を消した後、ジョーはしばらくその角を見つめます。
ひょっとして彼女が王女ではなく、ひとりの女性アンとして
またその角から戻ってきてくれないかと、願うかのように。

そのあと公式の記者会見の場で 今度こそ最後の別れのシーンがあります。
毅然としたアン王女の 落ちついた言葉と仕草。
でもふたりの瞳は今度こそ本当にさようなら、と言葉を交わし合います。
そしてふたたび彼女は会見場から立ち去ります。
ひとりの女性としてではなく、「王女」として。

ジョーはほかの記者たちが引き上げたあとも しばらく王女の消えた扉を見つめていますが
やがてまっすぐに目線をあげ、ゆっくりと歩き始めます。

「決して振り返らないで」と言ったアン王女の言葉を守るんだ、と誰もが思った瞬間
彼は一度だけ 振り返るのです。

人間らしい 嘘偽りのない愛を「直球」で観る者の心に伝える名シーンだと思います。

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さて ローマ、イタリアといえばバール。
「カフェ」と注文すれば出てくるのは小さなカップに入ったエスプレッソです。
こちらはクレイユモントロー 19世紀の白いデミタスです。

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どこと言って主張している訳ではないのですが 青みを帯びて柔らかい白が
エスプレッソを一層美味しくしてくれそうです。

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★Creil et Montereau 1841~76年 白釉デミタス sold ありがとうございました
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今日のゴスペルの練習で、先生が発表した2月3月に歌う曲の中に
「花は咲く」がありました。
某国営放送のスポットで流れていますのでよく耳にはしていましたが
じっくり歌詞を読んで 歌ってみると
あの日の事が思い出されて 時々声が詰まってしまいました。

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昨年以上に厳しい寒さのこの冬ですが
凍てついた地面から やがて新しい命は芽吹いて
こんなつましい小さな花を咲かせる日がやって来ます。
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弱すぎず 強すぎず
凛とした冬晴れの空のような青い小花模様のボウル。
長らく私物でしたが 大事にしてくださる方へバトンタッチしようと思います。
口径12センチ 高さ6.5センチ 全体に染まりがあります。
窯傷や高台の擦れなどもほとんどなく、多分未使用のまま年月を経てきたボウルです。
かたち・大きさが日本のお茶碗っぽく、小紋柄のようにも見えて親しみが湧きますね。
サイズの割に高くて申訳ありませんが これでも購入時(絶対まけてくれませんでした)よりは
だいぶ安いのであります。。。
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★1825〜33年頃 青い小花模様のボウル ★sold  ありがとうございました。


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こちらは1835年に作られたボルドー窯。
創始者であるイギリス人 David Johnston の名が刻まれた 最古手のお皿です。
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おもてに窯の中で飛んだ砂粒がくっついた窯傷
薄く繊細な高台部分に削げや製造時のラインがありますが 奇跡的なグッドコンディションといえます。直径21センチ。
大変古い物なのに「洗練された薄さ」を追求した
ボルドー窯の職人さんの心意気が漂うお皿です。
★sold ありがとうございました。

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Louis Lebeuf et Thibauit Montereauのボウルとの「時差」は10年ほどでしょうか。
違うようでいて とても似通った雰囲気がするふたつです。

と言う訳で、「春待ちボウル」特集は終了です。
2月は逃げる と言いますが、冬将軍もいい加減に逃げて行ってほしいですね。
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このブログでとりあげる作品はほとんどが新旧の洋画ですが
店主 アニメ好きです。(ただし 最近のいかにもデジタルなキャラクターや色彩の物は苦手)

昨年、正式に「引退」表明した宮崎 駿作品
「千と千尋の神隠し」の冒頭のシーンを覚えていますか?
お父さんが運転するベンツ(!)の後部座席で
浮かない表情の千尋は 小さなスイートピーの花束を持っています。
お別れ会で手渡された花束です。
スイートピーの花言葉は「門出・別れ」
ネットで調べたら「その花の形が まるで蝶が飛び立つ時の姿に似ているから」とありました。


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これからの季節、各地で「別れと門出」のシーンが見られるとこでしょう。
大変寒い今日この頃ですが スイートピーの甘い香りを思い浮かべながら
このボウルで温かい物を召し上がれ・・・

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口径14.5センチ高さ8.5センチ 窯元は不明ですが大きさから推測するとフランスのボウルです。

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内側に窯の中で飛んだ砂粒のくっつきがあります。
トランスファーの微妙なズレや釉付き、釉抜け ほとんど気にならない程度の窯傷があります。
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ただ、使用感、高台のすり減りも全く見られませんので未使用・美品です。★sold