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<   2013年 07月 ( 20 )   > この月の画像一覧

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冷蔵庫も もちろんエアコンもなかった時代
日本人は独特の美意識で 涼を感じる工夫をしました。

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ガラス製品の愛らしいデザインも
この時期 見ていて気持ちが和みます。

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型吹きガラスのお醤油入れ。
蓋の燕はもちろんですが 底にレリーフされた燕がすごく好きです。
「こんなところにも!」と
見つけた時の嬉しさはひとしおでしょうね。

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★蓋と底に燕が飛ぶガラスの醤油差し 昭和初期 日本(未使用品)sold
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暑さが厳しいせいか
早く日が暮れてくれないかしら、
などと 夏バテ気味の店主は夕餉の支度をしながら思います。

でも考えてみれば夏至は6月21日でした。
あれからもう一ヵ月経って
日中の時間はだいぶ短くなってきているんですね。

今、街灯はセンサーで点灯しますが
このツバメのランプが作られた頃は たぶんまだ手動だったに違いありません。

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街灯の支柱に羽根を休めるツバメのような
アールデコの香りを優雅にまとった卓上用ランプ。
スイッチがないので コンセント(日本用に調整済)をさせば点灯します。
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若干緑青が出ている箇所がありますが ガラスの痛みもなく良い状態です。
10wの国産・海外仕様のナツメ球がついています。
★フランス アールデコのツバメのランプ1940年代後半〜1950年頃 sold
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完璧なバランスのアールデコ・デザイン。
この黒く渋く枯れた真鍮のツバメは
ほぼ本物のツバメの大きさ。
台座は大理石です。

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じっと見ていると
なんだかこのツバメは
過ぎ去った昔へ 時間旅行をするのではないかという
幻想にとらわれてしまいます。

夏の夕暮れどきは
なぜか いろんな「思い出」たちに話しかけられる時間があります。

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   こちらがA


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   こちらがB

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右がA 左がB

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★大理石と真鍮のツバメ(ブックエンドかもしれません)どちらも sold
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モーリス・メーテルリンクの「青い鳥」のお話はごぞんじですね?
あの青い鳥の種類は今のところ「鳩」と言う説が一般的だそうです。
個人的な意見ですが
なんで童話の中の鳥の種類をわざわざ特定したがるの?という気もします。

全身青い鳥は メーテルリンクの時代には存在しませんでした。
だからこそ「青い鳥」が 目には見えない人の幸福のシンボルとして描かれたのではないでしょうか。

日本人はこのお話を「子ども向けの童話」という位置づけをしてしまいがちですが
小学生では少し難しいのでは、と思います。
見方によってはちょっと「ぞっとする」幻想的なシーンもあって
夏の読書におすすめです。

そんな大人な童話「青い鳥」にぴったりな陶器の青いツバメがあります。
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本物のツバメは本当にカワイイ顔をしているのに
この青いツバメは正直可愛くない・・・。
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  ↑こちらは大きい方。眼差し鋭く・・・


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  ↑こちらはちいさいほう。ちょっと優しい・・・

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★もともとセットだったかは不明ですが
おそらくイギリスの同じメーカーのもの。
ヒビカケはありません。小さい方の尾に釉がかかっていない部分がありますが
全体的に とても良い状態です。
大きい方はくちばしから尾まで14.5センチ 広げた翼17.5センチ。マリンブルー。
小さい方は同じく11.5×15センチ 緑がかったブルーです。
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春を告げて日本にやってきたツバメたちは
8月まで子育てして、秋に南の国へ旅立ちます。

ツバメの寿命がどれくらいか ご存知ですか?
平均寿命ですが たった1年半くらいなのだそうです。
(なかには5年 10年と長生きするツバメもいるそうですが)

その命の短さを知ってから
ますますツバメを見かけると「ガンバレ」と声をかけてしまう
変なおばはんでございます・・

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フランスの木で作られた小さなツバメさんたち。
デザインを見ると 三種類のツバメさんたちでした。
壁飾りなので (たぶん)落っこちて 細い羽根の先が欠損したものもあります。

A 巣にいる子ツバメと おかあさんのセット:後ろにピンがついています。
巣にはピンがなく、棒かなにかで立てていたようです。
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マークした箇所がカケてる部分。インクで色が付けられていました。

B 後ろにピンが付いたタイプ あきらかにAのツバメとは違うフォルム。
下のはねの先がやはり欠けています。木に古びたつやがあります。
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C 裏側まで色が付けられていて目立つカケはありません。
フック(錆が出ています)が付いています。
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夏の花で この花を入れない訳にはいかないでしょう。
そしてこの映画も。

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映画「ひまわり」(1970)は「風と共に去りぬ」同様 亡母が大好きだった映画です。
ヴィットリオ・デ・シーカ監督 主演はソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ。
映画を知らない人でも このテーマ音楽はどこかで聞いた事があるかも知れません。

冒頭では明るく、笑いが絶えない展開ですが、
やがて戦争によって引き裂かれる男女の人生の深い哀しみが描かれます。

この作品のことを 「まさに そうなんです!」という名文で
村上 龍氏がその著作「55歳からのハローライフ」で述べています。

・・・わたしたちは,別の人生が始まると別の人間になる。
顔や名前や性格が変わるのではなく、
昆虫が脱皮するように何かを脱ぎ捨て
他のものが刻まれる。

映画『ひまわり』があれほど切ないのは
年月と状況によって人間が変わってしまうことを
ミもフタもなく正確に描いているからだ。・・・

愛する人と理不尽な別れをしても
かけがえのない人を失っても
人は生きていかなければなりません。
「年月と状況によって人間が変わってしまう」ことは
決して罪ではありません。

ひまわりのようにまっすぐに自分の命の上に立って
自分の人生を全うするようにと 天が与えた「力」なのですから。


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飾りは素朴な花リムだけ。
思い切り良くたっぷりかけられた南仏の黄釉がおおらかな表情。
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暑い時期には元気よく 寒い季節には温かく
テーブルの上で活躍しそうですね。

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★南仏のひまわりのような大皿 直径30センチ 浅いカケが一つありますが雰囲気を損なわず、逆に景色になっています。ご売約
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昔はこの「アメリカンブルー」という名前が一般的だったのですが、
今は「エボルブルス」と言う名前の方がPC検索でもヒットします。
暑さの中に「涼やかに」咲く、フレンチパープルの花。

ハンギングにも向いています。
ハンギングにすると ナメクジの害も減りますし、
真夏の直射日光を避けて都合のいい場所に移動できて便利ですね。

以前の記事にも書きましたが
店主は何かと「青」が好きです。

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この青いお皿もすごく好きなんですが ラインが2箇所 カケが一箇所あります。
どちらも古傷なので 乱暴に扱わなければ実用できます。
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★クレイユ・モントローの青い植物レリーフ皿 sold
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猛暑に豪雨
水源地には雨が無く 早くも取水制限が始まってしまいました。
お天気に振り回される日本列島です。

自然には勝てません。
とりあえずは お出かけのときは 気象ニュースをチェックして
家庭でも水の無駄遣いを控えるようにしましょう。
そして
お家で気持ちを落ち着かせたいときは
もの言わぬ草花のことばに耳を傾けて 夏の日を過ごすのも
いいかも知れませんよ。

「喉が渇きました お水をください」
「下草が栄養を横取りするんです 草取りしてください」
「照り返しがひどいので 鉢の位置を変えてください」

植物の「表情」を見逃さずにいると
ごく自然に
自分を取り戻すきっかけを植物が与えてくれます。

この辺りでよく見かける「タカサゴユリ」です。
ワインレッドのスジが特徴。
暑さの中で元気よく咲いています。

ユリといえば フランス・ルイ王朝のフルール・ド・リスが思い浮かびます。
リス(リリー)とはいえ 実は黄色いアイリスのことだそうです。
そういえば あのデザイン、ユリの花とは花びらの向きが逆ですよね。

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ボルドー窯のレリーフ皿です。
青みを帯びた白釉 優美なフルール・ド・リスモチーフの模様。
ちょっと高いんですが
なんだか ずっと眺めていたくなるようなお皿です。

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★直径19.5センチくらいのパン皿 sold

アイリスといえば
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大英帝国に日の沈む処なし
と言われたのは何百年も昔のこと。

でも今回のロイヤルベビーには
世界中が注目しましたね。

ダイアナさんも天国で初孫の誕生を喜んでいることでしょう。

★カップはありませんが、ポット、クリーマー、シュガーボウルのティーセットです。
子ども用です(たぶん日本では販売されなかったと思います)。
子ども用といえども 全く手抜きなし!が いかにも大英帝国。
・・・ロイヤルベビーも やっぱりウェッジ・ウッドを使うのかなぁ。
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さあ
学生さんは楽しい「夏休み」です。
店主はそんな至福の時代から、ずぅ~~~~~~っと遠ざかってはしまいましたが
それでもご近所のチビちゃんたちが、虫取りアミを持って楽しそうにしている姿を見ると
「ああ 夏休みなんだなぁ・・・」と思います。

さて そこで絶対観たい映画はといえば、もちろん!
「プロバンス物語・マルセルの夏」と「マルセルのお城」

ところが悲しいかな、レンタルできない・・・。
アマゾンで調べたら、二作品セットの(これは2つセットで観なきゃ)DVDが結構お高い・・・。
もしすっかり廃盤になったら、、、
いや もう少し待てば、「赤い靴」みたいに
デジタルリマスターで半額くらいで買えるかも、、、
・・・ここ2.3日、ものすごく悩んでいます。

映画はどちらも1時間半ほどで、マルセル君の少年時代の思い出が描かれています。
「夏」ではお父さんに対する誇りが
「お城」ではちょっぴり切ない マルセル君の初恋と
優しく美しいお母さんへの想いが中心です。

最初はストーリーを味わい
二回目は俳優たちの表情と、台詞の「フランスっぽいしゃれ」を
三回目はとにかく南仏、1900年初頭の風物、服、
そして そして スクリーンの中に入っていきたい衝動にかられる
素敵な南仏陶器に目を奪われてください。

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マルセル君がそっと台所の窓から中をのぞくシーンがあって
窓際には大好きな陶器が「ここが私たちの場所」と言いたげに並んでいます。
「あの台所 まるごと売ってくれ〜」と叫びたい店主であります。
(写真は映画を観るたびに こんな感じかの〜 と
サウナのような日本で 好きな陶器を並べる店主の台所)

映画では手前に大きなお皿?鉢? の様なものもあります。
同じようなものを探したのですが、あったのはこの大きな大きな水切りです。
(スイカだって大丈夫!)
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裏は深いモスグリーンです。
この南仏ちっくな緑釉が 日本の蒸し暑さを忘れさせてくれるかも。
★大きな水切り皿(鉢?)
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