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真夏の花鳥〜番外編

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さて7月も明日で終わりです。
昨夜も書きましたが すでに「疲弊感」満載の月末ですが
月が変わればそれなりに気持ちもリセットさせて・・・

今年に関していえば
まずは健康維持第一でしょうか。

若くても 元気でも
病気と天気には勝てません。

どうか無理せず 一番楽な「日々の歩き方」を工夫してくださいね。

歩き方、といえば
3歩 歩くともう忘れる と悪口を言われるニワトリさんですが
ニワトリ柄のカフェオレボウル、なかなか可愛いでしょ?

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そう ニワトリだって鳥

嫌なことは 3歩 歩いてさっさと忘れるのが一番。


古いボッホ窯
高台部分に窯疵と少し染まりがあります。


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ボッホらしい細かい描き込みの見込み。


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片面の版色が少し薄めです。


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ヒビ・カケなく 使用感もありません。

口径9センチ 高さ5.2センチ
19世紀末 ベルギーのプチサイズボウルです。

BOCH FRERE 鶏のボウル
ご売約 ありがとうございました




いつも傍に
by ruriiro_ameri | 2018-07-30 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(2)


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観測史上初の西へ向かった台風12号
お住いの地域に被害は出なかったでしょうか。

店主の住まい 築22年の木造
地鳴りのような音を立てる猛烈な風に
何度かオズの国へ飛ばされるかと思いました。

凄まじい暑さと 酷い災害、そして異様なコースを進む台風、、、
この後 まだ8月が続くと思うと
「もう夏 終わってええやん」とついぼやいてしまいます。

どうか8月は 今月のような災害が起きることがなく
夏休みの子供達が笑顔で過ごせるひと月でありますように・・・。

真夏の花鳥小特集
鳥の「トリ」は スーピエールです。

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ディゴワン・サルグミンのバックスタンプに ボルドーの文字スタンプ
(二重スタンプの詳細は不明です)

2〜3人用 口径が18.5センチと小ぶりで扱いやすいサイズです。


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つまみ部分に浅いカケ、本体淵に小疵、染まり、
蓋内側に窯疵や古いカケ
高台裏に貫入と染み などあります。
内側はとても綺麗ですぐ実用していただけますよ。


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本体口径18.5センチ
蓋の直径22センチ
蓋をした全体の高さ24センチほど

鳥の遊ぶ穏やかなスーピエール ご売約 ありがとうございました。

by ruriiro_ameri | 2018-07-29 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(0)

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考えてみれば、鳥の絵柄の食器に
彩色されたものはそんなに多くないように思います。

単色のトランスファ、羽根の細かい色分けなどが面倒ということもあるのかな?

単色でも 線画でも
充分鳥たちの魅力は伝わるからかもしれません。

でも そこをなんとか!

線画に手描きで色をつけてみました。
というのが こちらの2枚です。

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小さい方はジョワジー ・ル・ロア
小皿なのか 大きなカップの受け皿なのか
絵柄が少し拙いのも魅力です。
直径17.5センチ



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リム周りにずらりといます。
青い鳥。


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大きい方は絵皿として飾っておきたい
アイリスと青い鳥
ロンウィ窯です。
使用感もほぼなく、一枚の水彩画のような美しいお皿です。
直径21.5センチ

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青い鳥さんに願いを込めて
二枚セットです。

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ジョワジー とロンウィの青い鳥のお皿セット 6,900円

by ruriiro_ameri | 2018-07-28 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(0)

真夏の花鳥〜野辺に遊ぶ

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ワイン色の古風なトランスファで
もこもこしたかわいい小鳥と、単衣のベリーの花のような絵柄。
野辺に遊ぶ小さな鳥たちの なんと生き生きと愛らしいこと・・・

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バックスタンプを見ると BOULENGER & Cie
イポリット・ブーランジェとはショワジールロワ窯の全盛期の経営者名です。
この経営者の時ジョワジー はクレイユ エ モントローを合併しました。
この時期バックスタンプからCreil et Montereau の名はなくなりますが、
この後最晩年期にかけて復活することになります。


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1920〜30年代頃のメイン皿 直径23センチ 二枚セットです。
一枚に浅いカケがあります。もう一枚はリムに一箇所チップがあります。
案外目立たないので普段使いに使えます。
その他 うっすらと染まり、細かいカトラリー痕があります。
ヒビはありません

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ジョワジー ・ル・ロア;ブーランジェ(クレイユモントロー )窯
野辺の鳥のメイン皿セット ご売約

by ruriiro_ameri | 2018-07-27 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(0)

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娘をレイプされ、焼き殺された孤独な母親ミルドレッドが
なんとか自分の中での解決を求めて起こした行動。
それは地元の人間しか通らないような道路沿いに
大広告板として怒りのメッセージを掲げることでした。


我が子の納得しようのない凄惨な死を
どうすれば自分の中で「消化」できるのか・・・
幸いそんな経験を持たない者にとっては
突調子もない主人公の行動とストーリー展開かもしれません。
でも もし明日 こんなことが自分の身に降りかかったら。

時が止まったままの自分を前へ進ませるパワーの源が
現在の状況に追いやった者への「怒りと憎しみ」である場合があります。

保守偏見の根強いアメリカ南部を舞台に
この主人公の女性は 嫌な差別や理不尽な圧力と戦うのかしら・・・
これはちょっと見ると血圧上がるかも、と危惧しましたが
そんな店主の単純な予想は見事に裏切られ
善人と悪人の色分けは全く意味のない先入観で終わってくれました。

「ファーゴ」もそうでしたが
人間の愚かさを一段高いところから冷静に眺めて
それでいて観るものに優しさを持って語りかけてくる作品です。

ミルドレッドを前へ進ませる力は
最初は怒りと憎しみだけであったかもしれません。
でも いつしかそれをこえる何かが見えてきます。
さあ それが何だったのか、未見の方はぜひ見て確かめてください。

余談ですが・・・
この作品はご存知の通り今年のアカデミー賞
主演女優賞と助演男優賞を獲得しました。
フランシス・マクドーマンドとサム・ロックウェル
二人とも店主が大好きな俳優さんです。
この二人の受賞は主演男優賞のゲーリー・オールドマンも加えて
久しぶりに「納得」の3人受賞!
非常に嬉しかったです^^

さて 一段高いところから見るといえば
(何処かの誰かみたいな「上から目線」じゃなくて)
ちょっと見上げれば軒先に 電線の上にいる 街なかの野鳥たち。

暑くて大変でしょうに
まるで「天に養われている」かのように
今日も美しいさえずりを聞かせてくれていました。


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少しですが
「真夏の花鳥」小特集。
今夜はちょっと大ぶりな深皿


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花リムのカットがモダンですが1900年前後のブルジョワ、
あまり見かけないシリーズです。


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ポピー、ビオラ、野ばらにアトリでしょうか、ヨーロッパ雀でしょうか
元気に翼を広げる姿に動きがあっていいですね。


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2枚あります。
どちらもカトラリー痕、目跡があります。
ヒビ・カケ、目立つ貫入・染まりはありません。


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直径26.5センチ 各 3,300円
2枚ともご売約


by ruriiro_ameri | 2018-07-26 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(0)

私の好きな青〜番外編

今回の小特集
少しは涼んでいただけましたか?

今夜は 最終 番外編です。

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このお皿
クレイユ・モントロー晩年期
HB時代(ジョワジー の経営支配下)のジャポニズム絵皿

多くの日本風が ヘンテコ中国 なんちゃって日本風 なのに
絶対素敵で かわいい・・・・


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青いお皿に藍で絵付けされています。

植物描写も的確

鳥が 日本よりかわいい・・・・
これは 反則だ。


しかも
裏を見てください。

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HBの刻印と
竹の描写も 上手い!

わかりますか?
桜を添えた短冊に 縦書き「CREIL」


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そして「MONTE」「REAU」
 
ムムム
おぬし やるのぅ!!

直径20.5センチ
使用感はほぼありません。

★CREIL et MONTEREAU HB 青い上に藍の絵皿 ご売約




そして
by ruriiro_ameri | 2018-07-11 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(0)

私の好きな青〜3

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何の花でしょうか
伸びやかに 涼しげ
カップの内も外も、受け皿もお花でいっぱい
こんなC&Sなら 誰だって心を惹かれるんじゃないでしょうか。

なんたって アンティークにも焼き物にも全然興味のないうちのダンナが
「お、 綺麗だね〜」と宣い給うたのですから。


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夏色更紗 と呼びましょう。
カップの高台にカフェオレ色の染まりがありますが
ヒビやカケはありません。


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控えめに 優しく
カップの受け皿もゆるい花リムなんですよ。

もう きゅん きゅんでございます。

カップの口径9.5センチ 高さ6センチ
ソーサーの直径14センチ
クレイユモントロー 経営支配下のジョワジー 窯です。

★CHOISY H.B時代 夏色更紗C&S ご売約


で、もう一つ
控えめですが こんなファブリックで夏のワンピを・・
と思う店主


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こちらはベルギーのNIMY窯です。


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直径28センチの大皿
少しオレンジ色っぽい色付きがありますが
ヒビ・カケなどのダメージはありません。


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深い 深い 夏の海の色
群青 ですね。

★ベルギー NIMY 眠りにつく群青の小花・大皿 ご売約


by ruriiro_ameri | 2018-07-10 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(1)

私の好きな青〜2


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古い陶器好きなら 一度は興味を持つ「デルフト」

もちろん オランダの17〜18世紀のデルフトなら
ちいさな絵タイルでも ウン万円・・・
日本と長く交易を持ったオランダらしく
その絵柄には日本趣味のものも多く見られます。
日本の藍染付や 白磁に当時のヨーロッパの人々は憧れました。

こちらは そんなデルフトをテーマに作画されたイギリスとフランスの食器です。

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小さなボウルはフランスのもので
小さいながら落ち着いた味のあるタッチで
帆船と風車の絵
内側にも面白い絵柄がつけられています。
釉薬のかかった片面のみのライン、窯疵があります。
窯印はありませんが、けっこう古め(1900年前後?)です。
口径9センチ 高さ5センチ


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使い良さそうな楕円のラヴィエは
半陶半磁器で使用感ありません。
イギリスのものだと思いますが バックスタンプがよく読み取れません。
幅13センチ 長さ22センチ 浅いタイプのラヴィエ
やはり 帆船と風車のモチーフで、ボウルとぴったりなのでセットにしました。

★デルフトな青 ラヴィエと小さなボウル・セット ご売約



by ruriiro_ameri | 2018-07-09 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(0)

私の好きな青〜1

青が好きな店主が ついつい買ってしまう青い器

今夜は こんな優しげな青いお花

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Gien窯 19世紀中〜後期、文字のみの刻印
古典的な舟形の深いラヴィエです。

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のびのびと描かれた青い花
嫌なことも忘れてしまいそうな素直な表情が好きです。


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先端部やリムに削げやカケがあります。
ヒビはありません。
12.3×25.5センチ





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こちらは優雅で女性らしいモチーフの多いロンウィ窯
バラかしら と思いましたが、
シリーズ名はアネモネ です。


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リム周りに小さなチップが数カ所
ぱっと見はわからない程度・ごくわずかに釉薬が擦れて着いたような箇所があります。
直径22センチ

写真では分かりにくいですが控えめなレリーフの花リムになっています。

★青いお花のお皿  ご売約


by ruriiro_ameri | 2018-07-08 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(0)


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時代は昔むかし、ではなく1960年代はじめ、米ソ冷戦下。

政府の極秘研究所(?)で清掃員として働くイライザは、
幼少期の(おそらく暴力)のせいで声を発することができません。

作品のオープニングは これは何処だろう?という水中の風景です。
自由自在に水中を泳ぐ あるいは 飛行するかのようにカメラはある建物の中へ。
水中に浮かぶ椅子やテーブル
後になってわかりますが ここは主人公イライザの住まいなのです。

毎日決まった時刻に決まった行動で織り成されるイライザの生活。
ところがある日、
彼女は研究所内に運び込まれた不思議な「異形の生き物」と出会い、
深い恋に落ちてゆきます・・・。

アパートは、水が好きな彼女らしくマリンブルーに彩られています。
レトロな街の佇まいや、看板一つとっても趣のあるロゴタイプに魅了され
ちょっと風変わりではあるけれどチャーミングなヒロイン、
才能はあるのにコンプレックスを持つイラストレーターの隣人。
これは アメリカ版の「アメリ」かもしれない・・・と思う方もいるかもしれません。

しかし、古典の「お伽話」が実はひどく残酷であるように、
このメルヘンも後半は残酷でグロテスクでさえあります。

この作品がアカデミーの作品賞を獲ったわけですが
「う〜ん どうよ?」と考える向きもきっとあると思います。

でも、いいんじゃないでしょうか。
穿った見方をすれば このグロテスクな構図こそが
今、トランプ政権下で起きているアメリカでを映し出そうとしているのかもしれません・・・。

未見の方は是非ご覧ください。

さて
今回の小特集は イライザが好きな 店主も好きな色
「青」です。

青い食器を少し集めて 明日から3夜に分けてご紹介しますね。
よろしくお願いします。


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by ruriiro_ameri | 2018-07-07 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(0)

普段着の古物とシネマな日々
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