カテゴリ:異国の古物( 594 )

今夜からは4夜連続でボウルのご紹介です。

まず GIENのおなじみのステンシルボルから。


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フランスらしい大きなボウル。



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貫入、目跡があり、見込みのツヤはすっかりなくなっていますが
磨かれたようにきれいです。
せっせと手入れされながら使われたのがわかります。


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今回 お揃いのシードルカップも見つけました。


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ボウルが大きいのでうんと小さく見えますが 一般的なシードルカップのサイズです。
口に浅いカケと窯疵があり、貫入の一部分に色着きがあります。


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ボウルの口径17cm  高さ10cm
カップの口径9cm  高さ5.8cm

★Gien ステンシル燕のボウル 6,800円 HOLD 北海道 Uさま
    ★Gien ステンシル燕のシードルカップ 3,600円 HOLD 京都 Aさま

お花見といえば お団子?

花見だんごの3色、白 桃色 緑 は
桜の花の咲く段階を表しているそうです(諸説あり)。

白い蕾が 花開き桃色に染まり 緑=葉桜は初夏への序奏
といったところでしょうか。

お団子もいいけど 店主は大のつぶあん好き。
サラサラのおしるこより つぶつぶぜんざい!

このおしるこ ぜんざい、
時には甘さを引き立てるために お塩をほんの少し入れると聞いたことがあります。

そう お塩!
今夜のツバメは こんなお塩入れにいました!(すみません しょーもない前振りで)


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蓋は木でできていて 他は厚めの陶器です。
3羽のツバメたち 遠くの山林や街の影・・

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上からラスターといって 光沢をつける加工がされています。
お台所用品にしては かなり凝った物ですね。

SEL 塩 という文字が消えかかっています。絵柄はしっかりしています。



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蓋の木に経年の汚れがありますが 陶器部分は非常にきれいです。


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ヒビ・カケ、シミや貫入もありません。


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数字の刻印のみで 窯はわかりません。


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生活雑器をたくさん作っていたバドンヴィレーあたりではないかと思います。

W13.5センチ H17センチ
底面12×9センチ

★燕のいる陶器SELキャニスタ 5,000円 HOLD




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予定より一週間遅れでスタートです。

今年もやってきてくれました。
なんとなく寂しげなそこのあなた
空を見上げれば ほら
もう燕さんたちの季節





今夜は軽く食前酒? じゃないですが
きれいな青い燕さん
吹きガラスの小さなグラスに
エナメルが盛り上がるほどにしっかり描かれています。
リキュール用のグラスです。


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以前もこのエナメル彩画のガラス器、ご紹介しましたね。

スイスイ飛び交う燕たち
水玉模様も愛らしいです。


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これといったダメージはありません。4個セットで。

★青い燕のリキュールグラスセット 5,000円 HOLD


さてさて 一週間続けてまいりました今回の特集
鳥の特集とはいえ セットで出てきたのがお花でしたね。

日本でも花鳥風月という言葉があります。

これは(主に貴族などが)自然の美しさに心打たれて詩を作ったりや絵を描く
という意味で使われ出した言葉ですが
今はもっと広範囲に 自然の美しさという意味で使われるようです。
まあ そうは使いませんが、花鳥風月を愛でる といった使い方です。

洋の東西と問わず
これらのものが昔から変わりなく
どれだけ深く人と関わりあってきたかという証ですね。

寂しい時、悲しい時 人は花に慰められ 鳥の声に元気付けられ
孤独な朝には風に涙を乾かしてもらい
一人の夜には月に思いの丈を聴いて貰ってきました。

最後にご紹介するのは 大きな疵はありますが
店主が一番好きな絵です。


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ツバメはツバメらしく
桜は桜らしく
素敵です。


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ジャポニズムの影響が出ている絵柄ですが
中国と混同したヘンテコな絵よりも ずっとしっかりした絵で好感が持てます。
疵があっても春を待つこの季節に飾りたいと思います。

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直径23センチ
がっつりラインとカケが入っておりますが
製造過程で入ったものです。
実用には向きませんが危うさはありません。


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★Gien "MARTINEIS" 2,000円 HOLD



昨日 おやつにうぐいす餅を食べました。
ウグイス色というと 明るいお抹茶色を連想してしまいます。

でも、ご存知の方も多いと思いますが
鶯の色は黄色が燻んだような 暗めの色です。
つまり あの色はメジロの色ですね。

しかし メジロ餅というのも響きが悪いな・・
やっぱ これはうぐいす餅よね などとどうでもいいことを考えながらパクパク・・・


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さて この子は青いけど メジロ? ウグイス?



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いや この嘴はどうも違う・・・


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咲いてるお花は梅かな 桃かな・・・


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OXFORDというシリーズはツバメの絵柄でしたが
こちらはETON(イートン)です。
(オックスフォード大学はヘンリー2世の時代:12世紀
イートン校はヘンリー6世の時代で15世紀の創設と言われています)


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イギリス名門大学の名と 可愛い鳥たちの関係やいかに?
ご存知の方がいらっしゃいましたら是非教えてくださいね。


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モントロー の単刻印
色も綺麗で状態も良し・・
とても200年近く昔のお皿には見えませんね。

直径24センチ メイン皿です。


★Montereau "ETON" 4,100円 HOLD




今日は日中、セーターを脱いでしまいました;;
桜が3月に咲いてしまう予報が出ています。
この調子だと
5月には梅雨入り、台風もくるんじゃないかと・・・汗

そんなことを知ってか知らずか
今朝もキジバトのご夫婦とスズメさんたちは「ご飯はまだ?」コールを賑やかにしてました。


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H.Boulenger & Cie.Choisy le Roi
1850〜1880年の少し深めのお皿です。


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わずかなインク飛び、版のかすれなどありますがとても綺麗で良いコンディションです。
2枚あり、一枚の中央部にわずかながたつきがあります。

直径23センチ
煮込み料理などスープのあるおかずにぴったりです。


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★H.Boulenger & Cie.Choisy le Roi ”MONTEGNY" 1枚 3,400円
2枚→1枚


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今夜は 昨夜のラブリーな鳩さんと打って変わって
とにかく古い 古い 古〜い お皿



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石ハゼからできた突いたような穴


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カケも染みも堂々と・・・・

でもしっかりしています。
ちゃんと使える状態なのがすごい・・・


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19世紀末
ベルギー国境の街・リールのお店で販売されていたもの
焼かれた窯はイギリスだと思います。


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直径24センチ
★リールで売られていたとても珍しい鳩のお皿 1500円


鳩はキリスト教では「聖霊」のシンボルなので
絵画やホーリーカードではよく登場します。

でも 食器となると案外少ないんですね。

と、ここでLongwyらしい とても乙女チックな鳩が・・・

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ゆるく結ばれた細いリボンに どことなく儚げなお花。
わさわさ咲く野辺の花ではなく
お花屋さんで売ってるような(?)丈の高いお花ですね。

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つがいの鳩がガーランドをくわえて
まるで誰かの結婚式の祝宴を彩っているようです。

う〜ん
乙女なお皿ですねぇ・・・

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同柄のデザート皿とスープ皿
スープ皿はぽこっと深さがあってスープボウルと呼ぶ人もいます。
裏だけに貫入(表層部分)が細かく入っていますが 未使用品です。

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デザート皿に少し色づきがあり、光にかざすと細い小疵が表面に入っているのがわかります。
こちらは少し使われていたようです。

どちらもヒビやカケのない良いコンディションです。
 スープ用:直径22.5cm リム幅4cm
 デザート:直径21.5cm

★Longwy ”Bergere" <直訳すると女羊飼い>シリーズ
 スープ用:3,300円 HOLD
 デザート:3,000円 HOLD


おまけ!
今日 2月22日は にゃんにゃんにゃんと 猫の日。
と同時に
にゃんと! 店主の結婚記念日です!

ぱちぱちぱち・・・(拍手)

あと一週間で3月!
そろそろ「春が待ち遠しい」今日この頃!
というわけで
お皿の中からかわいい鳥さんが春を呼びます。


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サルグミンヌのファヴォリシリーズから
おなじみの絵柄ですね。


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窯疵ですが表裏に響いたラインがあります。
アタリからのヒビではありませんので割れたりする心配はありません。
直径23センチ
★SARREGUEMINES 単刻 FAVORI メイン皿:2,900円 HOLD

★明晩はボルドー窯の ホオジロのお皿です。

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© 2018「フジコ・ヘミングの時間」フィルムパートナーズ


「フジコ・ヘミングの時間」はドキュメンタリー映画というジャンルに属していますが
その世界はチャラいフランス映画よりよっぽど見応えのある上質な映画です。
ぼーっと眺めているだけでも、どのカットもきれい。
何も考えずにピアノの音色を聴いているだけでも 心地よい。
そんな「作品」です。

店主、ガラにもなく You Tubeでピアノ曲を聴きますが
芯の残ったタイ米のような音で弾く人、
ちょっとお焦げはあっても トロトロに仕上がったおじやのような音で弾く人。
まあ 好みの分かれるところですが 色々です。
フジコさんの音はやっぱり後者かな。

フジコ・ヘミングさんは 「辛かった時間」を何度も経て
「絶望の向こうには天国しか夢見ることができなかった酷い時間」を経て
今 控えめに光る宝石のような時間を楽しんでいるように見えます。

いわゆる「メジャー」デビューは60歳代。
それまでの険しい道のりを
どんなときも自分の内なるプライドはなくさず、
ピアノと一緒に歩み続けてきました。

しかし今更ですが 職業としてのピアニストって 本当に肉体労働だなぁと思います。
この映画を観ていても 全くその年齢を感じさせないことは嬉しい限り。

そして今更ですが 彼女のドレスやコサージュ、アクセサリーは 本当に素敵です。
ぴったりと寄り添って その才能までを彩っているような・・・。
そしてこの映画の中でそのファッションスタイルが
一番しっくりと馴染んで見えた場所は
19世紀の後半に建てらたパリの古いアパルトマンでした。

彼女はいつもどこかはにかんだように笑います。
もっとあけっぴろげに笑えばいいのに、と思ってしまいます。

でも この映画の中で 最高の笑顔を見ることができました!
それはコンサートツアーから帰って 預けていた愛犬と再会した瞬間の笑顔でした。
あの笑顔を見れば、フジコ・ヘミングさんて、なんか気難しそう と思っている方も
きっと親近感を抱くと思いますよ。^^

フジコさんは絵が上手いことでも有名ですね。
デッサンの狂いは多少あっても 細部の表現力や色彩センスは
子どもの時から並外れていたことが絵日記を見てもわかります。

なので
映画を観終わって 店主の頭に浮かんだのはこのお皿でした。



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古い古いクレイユモントロー
あまり見たことの無いお皿です。



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インクの擦れや流れがありますが 陶工が一枚一枚色付けした絵皿です。



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染まりはありますがヒビやカケはありません。
1900年前後
直径22.5センチ

★CREIL MONTEREAU "PARISIEN" 3,900円


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「やっぱり普通に結婚して子どもを育てるのが 幸せだったんじゃないかとも思う」
そう語ったフジコさん。
今の人生でその夢は叶いませんでしたが、
天国ではこんな女神様になって、子どもたちと遊べるかも知れませんね。