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クリント・イーストウッド監督・主演の作品(2018年)
「運び屋」を観ました。

原案はニューヨーク・タイムズに掲載された
「The Sinaloa Cartel's 90-Year-Old Drug Mule」(シナロアカルテルの90歳の運び屋)という記事で
この作品は実話を元に制作されています。

園芸家のアールは結婚後10年をすぎたあたりから、家族のことは二の次 三の次
いえ 全く眼中にないほどに自分の家庭は後回しにし、
デイ・リリー(Day Lily)の栽培と販売で 一年中仕事に時間を費やします。

家庭ではなく 家庭の外で自分の存在価値を上げること
家族以外の多くの人たちから賞賛されることに情熱を傾けた人生でした。

当然妻には呆れ果てられ
娘は憎しみを込めた目で一瞥するだけ 全く口もききません。

やがてネット社会の到来とともに 頑固な彼の事業方法は置き去りにされ事業は失敗。
文無しの老人になってしまいます。

そんな彼に「簡単ですぐに大金が入る仕事がある」と 見知らぬ男が話しかけます。

一度だけ そう思って「こずかい稼ぎ」をしたアールでしたが・・・

妻のメアリーは病床につき やっと来てくれた夫に尋ねます。
「どうやって大金を手に入れたの?」
初めは冗談ではぐらかしたアールでしたが 真実を言います。
でも あまりにこれまでの暮らしとは現実離れしたことを言われて
メアリーは吹き出します。「本当のことは言ってくれないのね」

やっと向かい合って静かに語り合う夫婦。
メアリーは言います。
「あなたに知って欲しかった。そばに居るためにお金なんかいらないのよ」


彼が愛したデイ・リリーは その名のごとく 1日でしおれてしまうユリ科の花。
たった1日
与えられたその時間を たいせつに 大切にして精一杯咲く花です。

「なんでも金で買えるのに 時間だけは買えなかった」

最後にアールが言った言葉が 私たちの胸に刺さります。

未見の方はぜひご覧ください。
満89歳のクリント・イーストウッド
健在です!

参考
1.アールのモデルになったのはレオ・シャープという園芸家で
2016年12月12日 92歳で亡くなりました
2009年、メキシコの麻薬カルテルの運び屋になり
2011年まで合計1,400ポンド以上の麻薬を運んだことを認めています。

2.デイリリーは一般には「ヘメロカリス」という名前です。
たった1日で花はしおれてしまうので、ギリシャ語の「1日」と意味する「ヘメラ」と
「美しい」という意味の「カロス」が語源だそうです。
長い歴史のある品種なんですね。 

アールが携帯のメールの打ち方を教わるシーンがあります。
今やプロポーズから退職届までメールやラインでしょうか・・

いやいや
人の心の伝達の手段の「王道」は やっぱ手紙でしょ!
・・・ということで
1900年のレターセットなどいかがでしょうか。


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金と銀の箔押しがあるカード(レターパッド)と たくさんの封筒です。
カードは7枚 封筒は14枚あります。
糊が劣化していますが日焼けもほとんどなく綺麗です。

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丈夫な硬い紙箱に入っています。
箱の角にアタリが見られますが大きなダメージはありません。

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カードと封筒が50ずつ入っていたようです。

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一枚だけパッドに1900年の日付で文字が書かれています。
本当にこの日付に書かれたものか
古物商が時代を古く見せるために書いたものかの確証はありませんが
一応 文面通り1900年の・・・ という商品名で販売します。

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封筒はみな小さめで、主に郵送用ではなく
メッセージカードを入れて渡すためのもののようです。


★1900年の?レターセット(箱入り) 4,000円


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『ビブリア古書堂の事件手帖』は、
三上延さんのベストセラー小説の(全てのエピソードではありませんが)実写映画化作品です。

北鎌倉のどこかにある大正浪漫の香りがいっぱいの古書店 ビブリア古書堂。
親から経営を継いだ篠川栞子(しおりこ)さんが、
古本・古書にまつわる人々の隠された秘密や謎を
時空をも遡って解き明かしていきます。

栞子さんの推理力の源は
膨大な読書によってその脳細胞に蓄えられた洞察力。
シャーロック・ホームズのように理路整然とした推理を構築します。

黒木華(はる)さんがはまり役でした。
(数年前のTVドラマでは、あまりの役者の下手さに、
5分でチャンネルを変えたのを覚えておりますが)

夏目漱石の「それから」が扉を開ける
亡くなった祖母が「墓場まで持って行くと決めた」ある秘密。

55年前のある恋の顛末と 現在のマニア本・・・太宰 治の「晩年」盗難危機は
不思議な縁(えにし)の糸で結びつきます・・・。

歴史があって少し湿潤で、まさに日本の文芸作品がよく馴染む
北鎌倉という舞台が良いと思います。
どのシーンもとても綺麗です。
古い紙の匂いまでしてきそうな並ぶ古書
古びた木の書棚、大正アール・デコを思い起こさせる照明器具・・などなど。
古書堂の内部など ずっと見ていたいセットです。

そして出演者も、みなさん とてもいい演技をされています。

しかしながら 後半の展開はどうしても
漫画を軽く薄く映画化したようにしか見えないのが残念。
いい素材をたくさん並べておきながら
出来上がった料理はレトルトの味。
結末のための展開になってしまっている気がします。

せめて 亡くなったお祖母様の旦那さん・・
(戸籍上の)おじいちゃんの行動や気持ちを
もうすこし丁寧に描くべきだったのではと思いました。

さてストーリーの一つの「鍵」となった「晩年」は
太宰 治の作品集のタイトルです。

もう7月になってしまいましたが
日本文学に全く疎い店主も「桜桃忌」は知っています。

そこで こんなところに桜桃 の・・・

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カフェオレボウル・・・(太宰ファンの方 すみません)





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燕も飛んで 本当に見込みの絵柄が愛らしいボウルです。

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表側は酪農ののどかな風景
口径11センチ 高さ6.8センチ
サンタマン 1943〜60年のバックスタンプ
内側の染まりが出た表層部のみのライン(最後の写真)、くちまわりと 高台部分に薄めの染みがあります。
版かすれが少し見られます。

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ヒビカケはなく 全体的には良いコンディションです。
★St.Amand 桜桃があるボウル 4,900円 HOLD



5月の父の一周忌を終えた途端
父に「しっかり働け」と言われているように?
なんだかお仕事が途切れなく続いております。

加えて
アメリ嬢が 「加齢による」病気になってしまい

(わたし)0時に寝る〜夜中1時半ごろ一度起こされる(トイレに連れて行けとのアピール)
〜やれやれと寝る〜明け方ふたたび起こされる(階段を降りようとするも 危なっかしく・・)
〜トイレを見てやり、水を換えてやり 今度は居間のソファーで一緒に寝る〜6時半に起床(?)

というパターンがずっと続いています。
店主の仕事には「締め切り」がつきもので
午後は眠気との地獄のような戦い〜〜(おおげさ)なのであります。

今年の夏 超えられるかしらと不安がよぎるのは確かです。
でも 元気だもんね。
お薬もあるし
だいじょうぶだよね。


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わんこといえば・・・
先月 初めて「欲しい」とおもった古いぬいぐるみを見つけました。


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子供用の靴のボタン(皮の包みボタン)が目になっていて・・・


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リネン布を柿渋色に染めてあって


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中は藁がパンパンに詰められています。


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売り手の方のお話では 古いぬいぐるみのスタイルで
ひょっとしたら19世紀のわんこ だそうです。


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ちゃんとお座りします。
手足や尻尾に布の擦り切れ 穴がありますが
まあ良い状態なのではないでしょうか。
嫌なニオイもありません。
22センチちょっとの高さ。


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★シューボタンの目のわんこ ご売約 ありがとうございました。