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あなたへの旅路

先日、自分の娘を保険金目当てに焼死させた罪で無期懲役の判決を受けた二人の方が
20年ぶりに刑の執行が停止され、釈放されました。
当初から自白が疑問視されていました。
20年、と一口に言いますが
いったいどれほどの長い苦しみと悲しみだったでしょうか。

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同じ20年、愛する夫を待ち続けた妻の物語があります。
中国映画「妻への家路」です。
監督はご存知、チャン・イーモウ
主演はその目線だけで見る人に語りかける演技力の持ち主、コン・リーです。
1957年 中国文化大革命の嵐のなか、引き裂かれた夫婦。
あまりに辛い出来事の連続で、心身ともに疲れ果てた妻は
いつしか記憶障害を起こしてしまいます。
こともあろうか、一番逢いたい愛する夫のことが思い出せなくなっていたのです。
帰宅した夫が、誰なのかがわかりません。
夫を想う愛は溢れているのに
夫が見分けられない。
人の愛の半分は記憶がかたち作っているのに
妻には自分の愛する人が目の前に居ても 見えないのです。

来る日も 来る日も
駅で「まだ帰らぬ夫」を待ちわびる妻。
その妻を見守る夫は、留置場で書き溜めた妻への手紙を
来る日も 来る日も 妻の為に読み聞かせます・・・。

「こんにちは」
「ああ、手紙を読んでくれる人ね」

こんな 何でもない会話が胸に滲みます。

恋愛ではない 純化された愛情の形がはっきりと見える気がする作品です。
未見の方は是非ご覧ください。

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恋文は何処の国でも
何れの世でも 人も心を動かすもの。
この丁寧に 作られた木箱は まさに「恋文の為の箱」です。

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たぶん絵心のある紳士が、愛する女性を姫君に例えて描いたのではないでしょうか。
店主、一目惚れの箱でした。

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16センチ×25センチ 深さ6センチ
★フランスの恋文の箱 ご売約
by ruriiro_ameri | 2015-10-27 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(1)
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Commented at 2015-10-27 23:26 x
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