2015年 07月 30日
他人(ひと)のやさしさ・さりげなく
今、小さなお子さんを育てているお母さん!
店主にも 一応若いお母さん、の時代がございました。
うちは男の子ふたり、まー・・・あった あった いろいろあった!
ケガする ケガさせる
物を壊す なくす クルマにひかれそうになる どこかへ行って帰ってこない・・・
小さい男の子って あほちゃう?というような
突飛なことをやりまくります。
店主は次男が生まれる直前に実母を亡くし、
寂しさと子育てのストレスでいらいらしていた時期がありました。
そんなとき一度、見ず知らずのおばあちゃんがにこにこして声をかけてくださいました。
「おかあさん だいじょうぶよ。
この子は大きくなったらあなたのことを一生懸命守ってくれるから」
あのおばあちゃんも むかし男の子を育てた経験があったのでしょうか。
それまで大きな声で息子を叱っていた私は 涙が出そうになりました。
いまでも大事に胸の奥にしまってある 温かい贈り物です。
子育てや仕事、人間関係の悩み・・・
なにか思いつめている時は、肉親のことばよりあかの他人の何気ない思いやりが
はっとさせてくれたり、素直に心に滲みることがあります。
店主もこのところ、仕事のことでかなりふか〜〜〜〜く心が陥没し
ガラにもなく眠れなかったりしてましたが
お客様にメールで愚痴ったら それぞれに温かい励ましをいただきました。
押し付けがましくなくて さらっとしてて
それが何より気持ちを楽にしてくれました。
ただ ただ 感謝しかありません。(ぐすっ)
映画「トワイライト・ささらさや」の主人公(大泉洋)は
念願の長男を授かってすぐに、交通事故で死んでしまいます。
といっても、残した妻・サヤ(新垣結衣)と子どものことがあまりに気がかりで成仏できずにこの世で右往左往。
霊を感じやすい人に一時的に憑依して、心細くて不安で一杯の妻にメッセージを届けようとします。
子どもと二人きり、「ささら」というちょっと不思議な街に住むようになったサヤに
見ず知らずの周囲の人たちは あれやこれやと世話を焼いてくれるようになります。
そんな「近くの他人」の温かな思いやりと
かけがえのない人が残してくれた大きな愛で
気が弱く、何でも人頼みで生きてきたサヤは 徐々に賢くしっかり者の「母」になっていくのでした・・・。
映画の中の「ささら」は、昭和の香りがするやさしい街です。
あー これジオラマだ、と思ってると
あら不思議 カメラが寄っていくと人物がちゃんと動いてる・・・
メルヘンと現実の交差を、そんなシーンでも上手く表現しています。
やさしさ といえば
このボウル、やさしいでしょう?
これを作った職人さんて どんだけええ人やったんやろ・・・と
いつも思う店主であります。
一本ラインがありますが表側には響いていないようです。水滲みしません。
口径15センチ 高さ18.5センチ
大きさもあってちょっと高いですが、きれいですよ〜
★F.F.PEXONNE窯 「ささらさや」なボウル ご売約
こちらは垣根?からそっと覗く小さな天使。
守護天使のように あなたをそっと見守っているようです。
クリスタルガラス製。・・・何を入れましょう。
やさしくしてくれたあの人の思いでもいっしょにしまっておいてくださいね。
ずっしり重いです。8センチ×7センチ 高さ(蓋付きで)3.7センチくらい
ヒビカケなしの完品です。
★クリスタルガラスの小箱 ご売約
by ruriiro_ameri
| 2015-07-30 22:00
| 異国の古物
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