人気ブログランキング |

平等と権利の為に仕えた日々

b0283437_21304084.jpg


アカデミー賞にもノミネートされた「大統領の執事の涙」
実話をもとに作られました。

綿花畑で働く黒人奴隷の息子として生まれたセシル。
少年時代に理不尽きわまりない経緯で父を亡くし「一人で生きて行こう」と決心します。
偶然助けてくれた給仕の男性に仕込まれ、徐々にバトラーとして生きる人生を見いだして行くセシル。

きびきびと洗練された立ち居振る舞いと、
何よりも「仕える白人」にどうすれば「気に入られるか」を身につけていきます。
やがてスカウトされてホワイトハウスへ。
世界の政治の中心に居ると言ってもいいアメリカ合衆国大統領の執事になります。

もっとも高い地位に在る白人に完璧に仕えること で
残酷な使役の中で死んでいった自分の家族とは違うアイデンティティーを得たと彼は思います。
でも、彼の妻や息子の望みは、彼が思いもしないところで裏切られていたのです。

「ありがとう よくやってくれたね」多分そういって贈られたネクタイやタイピン、時計。
たくさんの記念品は得ても 本当の「平等と権利」は得られたのだろうか・・・

父に反発して民権運動や差別撤廃運動に身を投じた長男の気持ちに
セシルははじめて向き合い、考えるのでした。

アイゼンハワー大統領から レーガン大統領の時代まで
アメリカの黒人差別の歴史が セシルとその家族の人生を通して描かれています。
時代の流れ全体を描こうとした為か すこし平面的なとらえ方になっていますが
特に若い方は見ておくべき作品なのではないでしょうか。

バトラーにはさまざまな仕事がありますが、作品の中で印象的だったのは「お茶の支度」です。
茶器を温め お湯を注ぎ、必ず手に持った懐中時計を見て ベストな時間でサービスをします。

b0283437_2131148.jpg

セシルが持っていたのは金色の時計でしたが
こちらはフランスのご婦人用に作られた 小さな銀の時計です。

b0283437_21313742.jpg


b0283437_21314140.jpg


残念ながら動きませんが 直径2.5センチほどの美しいレリーフ付き時計です。
ガラスに痛みもありません。自分の「思い出の時刻」に針を合わせてペンダントとしてお使いください。

b0283437_21314575.jpg

b0283437_21313017.jpg


★フランスの小さな銀時計 (1930年前後)  sold ありがとうございました
by ruriiro_ameri | 2014-10-12 22:00 | 異国の古物 | Trackback | Comments(1)
トラックバックURL : https://ruriiroko.exblog.jp/tb/23554657
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented at 2014-10-13 00:17 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。