2016年 11月 27日
あなたが 私なら
「モヒカン故郷に帰る」(出演:松田龍平 柄本明 もたいまさこ 前田敦子)を観ました。
(タイトルは1951年の「カルメン故郷に帰る」をオマージュしているのでしょう。)
長らく音信不通だった長男が恋人の妊娠をきっかけに「とりあえずの報告をしに」故郷に帰ります。
この長男、アタマをモヒカンに刈って、小さなライブハウスでヘビメタのボーカルをしています。
妊娠した恋人とともに、モヒカンは新幹線、電車、連絡船を乗り継いで遠い故郷へ。
別段期待をする事もなくなっていた家族は幽霊でも見たようにぽかん。
ハグして喜ぶでなし なにしてたっ とビンタする訳でも無し・・・
家族(特に日本の)なんて 実際こんなものですから、とても安心感がありました。
そしてこの安心感は物語の最後まで 温かく継続します。
生温いといえばそうかもしれません。
だって ストーリー自体、どこにでもあるような「帰郷ドラマ」です。
でも見終わった時に心に残る快適な温もりはだれもが感じると思います。
「人の気持ちになって ひとを思いやる」
それがこの作品の始めから終わりまで、しっかりと貫かれているからです。
相手が自分だったらどうして欲しいだろう・・・
それをすぐ身近に感じてくれるのが 家族という最小単位の社会です。
クスッと笑って 予期せぬところで涙があふれて
ラストシーンの命のリレーに寄せる心の和みに辿り着きます。
未見の方はぜひご覧ください。
・・・それにしても お父さんに今年の広島カープの戦いっぷり、
特に菊池の活躍を見せたかった!!
さて このシルエット
モヒカンアタマを横から見たように 見えなくもない・・?
とても羽根の大きなキュノのスープボウルです。
19世紀の物で、光にあてると鈍い虹色に光ります。
小傷や素地の凹み(上から釉薬がかかっています)
口回りの削げ、釉はげなどありますが、致命傷的なヒビカケはないなかなかの美品。
これだけ羽根が大きいと 大きく羽ばたける気がします。
あのモヒカン君のように 笑
内径14センチ 外径14.6センチ 高さ8センチ 羽根~羽根22センチ
★大きく羽ばたくキュノのボウル ご売約 ありがとうございました。